「カカシもいい加減ふらふらしないで良い相手くらい見つけたら?」

紅に言われ、少しばかり考えてみる。

ー思い浮かぶのは…自分の教え子、春野サクラの顔だった。

「ま、いるっちゃいるんだけどねぇ」

「あら、いつの間に…?」

「オレだって27よ?付き合ってる人くらいいるっての…一応ね」

「カカシが本気で好きになるなんて想像つかないわ。ねぇどんな人?」

「うーん……それはナイショ」

「もしかして言えない相手なの?生徒とかじゃないでしょうね?」

「さっすがー。紅は勘が鋭いね!」

「ウソ……冗談のつもりだったのに。まったく…何やってるのよ」

「うーん…そんなこと言われてもねぇ、ま、そーゆーこと!じゃあね」

そう言ってカカシは部屋から出て行った。
歩きながら、サクラの顔を思い浮かべ、紅に言われたことを考える。


(生徒を好きになったんじゃない。
 好きになった人がたまたま生徒だっただけだよ…)


「やれやれ…」


(勢いでバラしちゃったなぁ…。きっとサクラ怒るだろうなぁ…)


紅に話したものの、オレとサクラの関係は秘密にしてある。
もちろん同じ第七班のサスケやナルトにもだ。

それはやはり生徒と先生という関係上は仕方がないことではあるが
勘の良いサスケなら気づいているかもしれない。




「それで、バラしちゃったワケね?」

ため息をつき、呆れた様子でサクラはカカシを見つめる。

「まぁ……ね」

「…でもどうして生徒と先生じゃ恋愛は禁じられているの?」

「んーまぁ色々あるんじゃない?
 紅にはロリコンとまで言われちゃったしね~ハハハ」

「はい!そこ!笑う所じゃない!……それとも…ホントにそうなの?」

「サクラまで冗談やめよーよ。
 ちょーっと歳の差があるだけで変態扱いだもんなぁ」

「当たり前でしょ?私も最初は心配だったもん」

「ハァ……言っとくけどねぇ、オレは生徒や若い子が好きなんじゃなくて
 サクラが好きなんだよ。サクラだから付き合ってんの」

「それすっごく嬉しい!お礼に今晩は手料理を振る舞うわね!」

そう言って喜び笑顔になる彼女を見て、カカシも笑顔が伝染する。

もちろん時々、自分でもふと思うーこのままでいいのか?と。
将来性のあるサクラにこんな年上、教師という立場…。


だけど、やっぱりー


「はいっ!ごはんできたわよ♪」


この振り向く笑顔を見るとー


誰にも譲れなくなるんだなぁ。



ーENDー



≪あとがき≫
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
初めて書いたカカサク。NARUTOで初めて書いた小説がこれかも。
先生と生徒の恋は漫画あるあるで、つい惹かれてしまうのですが、
やっぱりNARUTO見だした初期はこのCPにハマってましたね。
今となっては、サスケへの一途な気持ちしかないんでしょうが
サクラは尽くすタイプなので、年上の彼もありだなーって
書きながら思っていました。カカティロリコン扱いで失礼(笑)
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