任務終了後、木ノ葉に戻るまでの丘で少し休憩をとるガイ班。
休憩と言いながらも、修行をするガイとリーを横目に
テンテンはそっとネジの横へと腰を掛け、思い出話をする。

「…ねぇネジ、今だから言えるんだけど
 私アカデミーの頃からネジが好きだったのよー」

「そう…だったのか?」

「ネジのことだから微塵も感じてなかったと思うけどね」

「いや、その…」

「いいのよ。今はこうして想ってくれてるんだし気にしてないって」

「そうか…。でも何だかあの頃が懐かしいなぁ。
 アカデミーの頃もだが、それ以上にガイ班になってからが…」

大人になった証拠なのか…と昔を懐かしむ。
それぞれが中忍や上忍になってからは、班編成もバラバラで
こうして4人での任務自体が久々だったのだ。

「ねぇ覚えてる?昔、このメンバーで居酒屋へ行った時のこと」

「ああ。リーがガイの酒を間違えて呑んで大暴れした時だろ」

「そう。あの時は大変だったけど、
 初めてガイ班のみんなで食事をしたから楽しかったなぁ」

「あれ以来、呑み屋で食事をすることがなくなったな」

「あのガイ先生が押さえられなかったくらいだもん。
 私も二度とあの場にはいたくないわ」

「そうだな」

リーの酔拳誕生の秘話を思い出して笑い合った。

テンテンはネジが笑顔で語り合ってくれることが嬉しい様子で
横目でその笑顔を見ると、置いている手に自分の手を重ね、
ネジはその手に気付くと、手の向きを変えてテンテンの手を握る。

「…私ね、最近ネジの笑顔が増えて嬉しいの」

「…そう…か//…本当にテンテンには感謝しているよ。
 俺がこれまでガイ班でやってくることができたのも、
 あの熱い2人の間にテンテンがいてくれたからだ」

「私だってネジに救われてるわよ。ネジがあの2人と一緒になって
 体術の鬼だったら忍を辞めていたかも知れないんだから」

「…それは確かにキツイだろうな」

お互い、ガイやリーと同じ格好で
熱く体術を磨いているネジの姿を想像してしまい、
思わず笑ってしまう。


そして、気づけばすっかり日も沈んでいた。
そろそろ帰ろうかと声をかけに行こうとするネジの袖を掴むと
テンテンがポツリと呟く。

「でもね…私、今でも担当上忍がガイ先生で良かったって
 思っているのよ。…もちろんあのスーツは着たくないけど」

「…ああ、そうだな。オレもあのスーツだけは遠慮したい。
 だがガイ班になれたことは良かった。
 おかげでこうしてテンテンとも出会えたしな」

「フフッ…そうね」

そう言って笑い合う2人の元に大きな声が響き渡る。

「そこの2人、青春してるなぁー!
 いいか、リー!青春とは恋でもあるのだ!」

「ガイ先生!それは本当ですか!?」

「そうだ!よしリー、あの山に向かって想いを叫ぶのだー!」

「はい!ガイ先生!僕はサクラさんを愛していまーーすっ!!」

「そうだ、その調子だ!」

そんな2人を呆れるように眺める2人。

「…バカね」

「…だな」

「でも…この2人に付き合っている私たちも相当ね」

「ああ、相当バカだ」



ーENDー



≪あとがき≫
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
旧サイトで拍手お礼SSとして載せていた初書きのネジテンでした★
ネジにはやっぱり幸せになって欲しい!そんな思いもあり、
少し追記して小説版にアレンジし直しました。
ラブラブが書きたかったですが、今回はとりあえずネタもので。
ネジのCPは色々書いていますが、公式でいのちゃんもヒナタも
人妻になった以上、テンテンしかないでしょう!という思いです(笑)
スポンサードリンク


この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、プレミアムユーザーになると常に非表示になります。